先日、ふと庭を見ると芝生の隅で見たことのない猫がお昼寝をしていました。
ぽかぽか陽気に誘われたのでしょうか。
レースのカーテンから覗いていたら、気配を感じてどこかに行ってしまいました。
庭をスルーする猫はいても、眠っているのは初めて見ました。
居なくなって、なんだかとても残念な気持ちになりました。

猫との別れのあとに訪れる静けさ

家猫との暮らしは、いつのまにか当たり前になって、自分の一部になっていきます。
そんな存在を見送ったあと、部屋の中は同じなのに、どこかぽっかりと空いたような気がする。
私もそんな経験をしました。ついつい「あれ、どこにいるのかな?」と探してしまうんです。

姿は見えなくなっても「今もどこかに隠れている気がする」
当初はそんな感覚がずっとしていました。

窓辺の猫
猫ちゃんは人が読んでる本に乗るのが大好き
グレーの額におさめてみたらこんな感じ

見守るアートとしてのかたち

この作品を作るようになったのは、「思い出をただ残すだけでなく、そばに感じたい」という気持ちからでした。

写真をコラージュし、空や雲や花といった自然のモチーフを組み合わせることで、その子のやさしさや存在感が、今も生きているように感じられるように。そんな思いで一つ一つ制作しています。

アートに込めたのは「ずっと幸せでいてね」というメッセージです。

シャム雲に乗る
雲の上が心地良い猫ちゃんの姿
ナチュラルな額に飾ってみました

飾るということは心の居場所を作ること

「飾る」ということは、忘れないためではなく、思い出とともに暮らして行くための、一つのやさしい方法だと思っています。目に入るたびにふっと笑顔になったり、話しかけたくなったり。そうやって少しずつ、心の中にその子の居場所ができていく。

私が届けたいのは、そういう静かであたたかい場所です。

雲の上のぶち猫
時々うっとり甘えた表情をする猫ちゃん
静かな世界で雲と花に囲まれて

もう一度そばに感じたいと思った時に

猫をもう飼えない、という方もいらっしゃるかもしれません。でも、だからこそ、これまで一緒にいた子の存在を
「今もそばに」と感じられる何かを、そっと暮らしに加えてみませんか?

このアートが、あの子と過ごした日々を優しく包み込む、あなたの心の居場所になりますように。

蝶々にはいつも興味津々
いたずらっ子な一面を思い出しますね

おわりに_今もそばにいるよ、と伝えられるように

今は痛みも苦しみもなく、大空の雲の上からあなたのことを見守っているかもしれませんよ。
透明なやさしい瞳をこらして。

あなたの大切な猫ちゃんとの思い出を、形にするお手伝いができたら嬉しく思います。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

エレガントな猫の美しい瞳
忘れがたい表情をいつもそばに

今月のおまけ

みなさま、宮城県の秋保温泉はご存知でしょうか?実はここから車で20〜30分の距離なんです。
たまに日帰り温泉にでかけるのですが、そこに昨年地ビールレストランができたので家族で行ってみました。

のどかな緑の中に立っています

GREAT DANE BREWING
(グレートデーンブリューイング)
アメリカ・ウイスコンシン州発のクラフトビールブランドとのこと。ちょうど母の日だったこともあり、私がビール好きなので家族に付き合ってもらいました。新緑に囲まれた地にオシャレな黒い建物が立っています。
レストランの中から醸造所内が見える作りになっています。早速ビールとアボカドとエビのサンドイッチ、フライドポテトをいただいてきました。ビールも食事も美味しくて、最高の母の日になりました。

館内写真撮影OKな美術館でした

その後は秋保の杜 佐々木美術館&人形館を見てまわりました。こじんまりした美術館ながら、佐々木正芳氏のダリを彷彿とさせる大型の絵画と彫刻が見られます。ゆっくりと鑑賞することができ、存分に堪能しました。


近くには秋保ワイナリーもありますし、可愛いジェラートのお店も発見。秋保も温泉以外にも見どころが増えたな、という感じです。
ちょっとした小旅行気分でした。

それでは最後に母の日にちなんで、女性を中心に、そしてもれなく猫ちゃんも参加したコラージュ作品をご紹介します。

心を元気にしてくれるような真っ赤な薔薇の花束、同じく真っ赤なエレキギター、小さなプレゼント、そして幸せの扉を開く金色の鍵をコラージュしました。女性の頭には猫ちゃんをのせて、5月の心弾む感じを表現してみました。

子育て、家事、仕事、介護など、日々奮闘している女性にエールを送ります。
時には悲しかったり、ため息の出る時もあるでしょうが、よいしょと自分で自分の心を持ち上げて、また笑顔を見せてくださいね。

今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

母の日のあれこれ