みなさまこんにちは。
街中にはクリスマスツリーが目立ちはじめ、慌ただしい中にも華やぐ気分が感じられます。
今回は昨年作った冬のバナーの作り直しから始まって、何度も修正してできあがった
いくつかのクリスマスイラストのご紹介をします。
写真でデコりすぎたイラスト

この作品は去年冬のバナーの課題で作った物です。
自分で撮った花やリボン、クリスマスオーナメントなどの写真を配置してみました。
豪華なクリスマスをイメージして作りましたが
プチデザイナー教室のホリマリ先生から
取り込んだ素材が写真に近すぎるのでは?と指摘がありました。
素材のリアルさと、イラスト部分とテイストを統一すること、そして重い仕上がりにならないために引き算も大切です、とのアドバイスをいただきました。
photoshopで多少写真の加工はしたものの、まだまだ力不足で熱量だけで作ってしまった感じです。
ホリマリ先生の冬のバナーがとても美しくて、自分でも写真素材を使って作ってみたくなった挑戦の一枚です。
これはすぐには作り直す気力がなくてお蔵入りにしました。
再度写真素材を使用して作り直し
半年後、ホームページを作成することになり、冬のバナーのイラストを作り直すことにしました。
クリスマスのイラストながら、作成したのは今年の猛暑の真っ只中!
朝庭に水を撒くのさえ嫌になるくらいの暑さでした。
一人もくもくとクリスマスの画像をチェックして制作する日々。
クリスマスオーナメントもイラストレーターの3Dで作成しました。
キャンドル、松ぼっくり(描けない💦)、赤い薔薇、銀の実、リボンは写真素材です。



ホリマリ先生からは装飾も整理されて良くなりました、と講評が。
ただし、写真の素材とイラストを違和感なく組み合わせるためにはまだまだ工夫が必要と教えていただきました。
写真素材によっては拡大すると縁がギザギザに見えてしまいます。
(イラストレーターで作ったものはどこまで拡大しても綺麗なままですが)
イラストレーターで制作している部分を写真に近づけるか、写真素材をよりイラストに見えるようにする、もしくは配置素材を写真素材だけにする、など。
氏家さんならイラストレーターで作成したほうが統一感と美しさがあるのでは、というアドバイスもいただきました。
3度目はイラストのみで作り直し
はああ、やっぱり写真を生半可に使っては完成度が違うのかも・・・。
気を取り直して、大人のクリスマスをイメージしてイラストのみで作り始めました。
グラデーションを多用して柔らかい雰囲気のブーケを作り、写真のリボンは気に入っていたので
トレースして作り直しました。薄いリボンとして透け感のあるグラデーションを入れました。
クリスマスというと、よく銀色に着色した枝物が出回るので、植物にもシルバー感を持たせました。
グレーの冬空に少し雪が舞う感じにして。
影の部分はグレーの背景にグリーンがかった色を使ってみました。
8月に一生懸命クリスマスを思い描いて作製。
先生からはアイビーがアルミのような金属を切り抜いたように見えるので、柔らかい花素材との組み合わせにもう一工夫欲しいというお話が。


銀色の実物を入れ、シルバーのアイビーはリボンと同色に変えてバランスをとりました。
影も緑よりは無彩色の方が美しいと思います、との先生の感想により修正しました。
これで大人のクリスマスイラストは完成としました。3度目の正直。やっと終わりました。
大人のクリスマスというと落ち着いて、でもゴージャスで煌めいていて、と華やかさが一番に思い描かれます。
少しはそんな感じがだせたでしょうか。
子供時代のクリスマス
実は、私の実家はお菓子屋さん。
クリスマスは家中にデコレーションケーキが並び、バタークリームと焼き上がったスポンジケーキの香りに包まれていました。ピンクのバタークリームを絞ってデコレーション用のバラを作る職人さん。デコレーションケーキの箱にリボンをかける店員さん。クリスマスソングが流れる中大勢の人が忙しく立ち働き、活気にあふれていました。
たまに配達中のケーキをひっくり返すアクシデントが起こると、それはみんなのおやつになったりして。
クリスマスは一大イベントでした。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
これから本格的な冬の寒さがやってきそうです。
体に気をつけて、楽しいシーズンを過ごしてくださいね。
